ケアプランの作成や利用者と事業所の連絡調整などを行っているケアマネージャーの仕事は多岐にわたります。では、利用者を支えるチームの要と言われるケアマネージャーは、どの様な人に向いているのでしょうか。利用者やその家族、事業所の人など多くの人と関るため、コミュニケーション能力は必須です。特に、利用者の中には認知症であったり、うまく気持ちを表現できない利用者やその家族もいます。なかなか思いを伝えられない人の困りごとなどをうまく引き出し、正しく事業所に伝えなくてはいけません。そのため、傾聴力も重要です。
また、介護保険は複雑であり、利用者に理解してもらえないこともあり、無理難題を言われることもあります。適正な判断ができ、できないことは断るなど、メンタルの強さも必要になります。更に、チームワークを大切にする人も向いています。利用者をケアするには様々職種が関り、1つのチームとして利用者を支えます。チームの中心として、それぞれの強みを最大限に引き出すのもケアマネージャーの役割です。他にも、デスクワークが苦にならない人も向いています。
そして、様々な役割と業務を担うケアマネージャーは、マルチタスクが得意な人に向いていると言えます。複数の仕事を同時に進行できるスキルが必要です。ケアマネージャーの仕事は、他の介護職と少し違っています。しかし、高齢者を支える大切な役割を担っています。向いていると思った人は、ケアマネージャーの道も視野に入れておくと良いでしょう。